複合素材プレス加工

SAF工法とは

AMADA 社 サーボプレス

複合素材のプレス加工でバリ・ホコリを無くし、切削加工と同等の切断面を実現した加工技術です。

50年以上の金型製造知識とプレス加工経験を集積した特殊精密金型と独自プレス工法で実現した日本でただ一つの工法です。

SAF金型とは

弊社が独自開発した精密金型技術でバリ・ホコリを限りなく減少させた金型です。

ガラス繊維と樹脂の複合材の加工で20年の実績を積んできました。

複合素材に適した金型で複合新素材の奇麗な切断に挑戦して参ります。

SAF工法の目指すもの

プレス加工で切削加工と同等品の仕上がりを目指し、常に新しい技術開発に取り組んでいます。

技術進化により複合材料はガラス・樹脂・金属・銅・アルミ等の様々な複合新素材が開発されようとしています。

新たに開発される新素材を切削加工と同等品の仕上がりを目指して新しい産業に挑戦して参ります。

SAF工法の進化の過程

FR-4材の切断面比較写真

  • 従来金型
    従来金型
  • 1.6t
  • SAF金型通常プレス使用
    SAF金型通常プレス使用
  • 1.6t
  • SAF工法サーボプレス使用
    SAF工法サーボプレス使用
  • 従来金型の切断上面視
    従来金型切断上面視
  • SAF金型 プレス使用 切断上面視
    SAF金型切断上面視
  • SAF工法サーボプレス使用
    SAF工法切断上面視

SAF 工法がさらに進化し、RSAF工法として登場!

SAF工法ではバリ・ホコリはシェービング加工と同等程度発生しておりましたが、この課題を解決しバリ・ホコリの発生をルーター加工と同等に成功した技術がRSAF工法として改良しました。

SAF 工法がさらに進化し、RSAF工法として登場!

振動試験を実施(実施日:2021年4月5日)

試験名:
振動及び衝撃試験
試験装置:
G-5320NS(㈱振研)
試験内容:
振動試験 周波数5Hz~100Hz
衝撃試験 加速度200m/s2
サンプル材料:
FR-4
サンプル数:
30シート
試験結果:
振動試験ではホコリ発生無し
衝撃試験ではホコリ発生2個確認
(ルーター加工品からホコリ6個発生)
R-SAF 試験結果 #01
振動検査写真 #01
R-SAF 試験結果 #02
振動検査写真 #02

コストイメージ

プレス工法比較(当社比)

従来のプレス加工品を 100 としてシェービング金型等と RSAF 工法について比較

ホコリ発生調査結果
通常金型 100
シェービング 40
SAF工法 40
RSAF工法 1
ルーター 3
ホコリ発生調査グラフ
コスト比較
通常金型 100
シェービング 200
SAF 工法 150
RSAF 工法 200
ルーター 500
コスト比較

RSAF工法はルーター加工に変わる技術として開発しました。

以下は生産数によりコストメリットグラフ

コストメリットの比較
  1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000
RSAF 工法 2,050 2,100 2,150 2,200 2,250 2,300 2,350 2,400 2,450 2,500
ルーター 加工 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 5,000

(単位:1,000円)

コストメリットの比較

金型寿命は100,000~150,000
例:金型寿命が100,000の場合
ルータ加工費1シート500円
プレス加工費1シート50円
10,000シート加工で2,500,000円、100,000シートで25,000,000円のメリットになります。